既存フィルターの変更の事例

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フィルターを小型化する場合に検討しておくべきリスクと対策

フィルターを小型化したいニーズは、多くの場合下記2つの理由に集約されます。

・フィルターの設置スペースが限られているため、小型化したい
・フィルターのメンテナンスの手間を軽減するため、小型化したい
(大型フィルターでは、清掃の手間がかかっている)

フィルターは小型化することにより、フィルターへの負荷が大きくなるため、事前に起こりうるリスクについて検討をしておく必要があります。
一番のリスクは「ろ過面積が減少」することです。
フィルターが小型化することにより、物理的にろ過できる面積が減るため、

・入口側の目詰まりリスクが高まる (≒結果、清掃頻度が高まる)
・フィルター出口の圧力(流量)が不足してしまう

ことが考えられます。

解決策としては、開口率の良い(フィルターの表面に流体が通る為の穴が多い)フィルターを設置する必要が御座います。
フィルターのろ過精度を荒くする(流体が通る穴を大きくする)という手段も御座いますが、
フィルターのろ過精度を荒くしてしまうと、フィルターとしての機能が低下する事になりますので、
最終手段とお考え下さい。

フィルターのご利用をご検討の際には主に
・取り除きたいゴミのサイズ
・初期コスト
・かかる圧力
・求める濾過精度
を検討した上でフィルタラインを検討する形になります。
(どのようなケーシングで、どのぐらいのサイズのフィルタとするか等の決定をします)
お客様が求めるろ過精度(μ)や流量が不明瞭な場合は、テスト導入で高いろ過精度のフィルターを試し、
ろ過精度と流量のバランスを見ていただくことをお勧めします。
どちらのパターンでも弊社のような専門業社へ問い合わせて頂ければ、必要に応じたご提案が可能です。