濾過、除去、分離の事例

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流体が高圧な場合のフィルターの選び方・選定ポイント

流体の到達先(エンジンや工場機器等)で高い圧力が必要とされるケースでは、以下のポイントを考慮し、適切なフィルターを選定していきます。

・かかる圧力
・求める濾過精度と、フィルターによる圧力損失
・求めるフィルターのろ過精度
・取り除きたいゴミのサイズ
・フィルター交換の手間
・初期コスト

高圧下でのフィルター運用では、高い圧力に耐えうる金属のフィルターでのご利用が基本となります。
またフィルターを格納するケーシングの耐圧性も十分に考慮が必要です

ろ過精度の高さと流量の維持については、バランスを取った運用の検討が必要です。
ろ過精度の高さを求めると、一般的には液体の流量が下がります。
そのため、ろ過精度を高さと、流体の維持を両立するためには、大型のフィルター導入が必須となります。
大型フィルターは導入コストが高いだけでなく、導入するスペースの確保も必要となるため現実的な選択肢とならないケースもあります。

そのため、必要なろ過精度と同時に、必要な流量についても検討を行い、
適切なフィルタのサイズの割り出しを行うことをお勧めします。
ろ過精度と流量を最適化することで、適切なサイズのフィルターを選定でき、コストを抑えた運用が可能となります。

お客様が求める耐圧性・ろ過精度(μ)や流量が明確な場合、
フィルター選定の難易度を下げることができます。

必要な耐圧性・ろ過精度がわからない場合は、
テスト導入で耐圧性、ろ過精度と流量のバランスを見ていただくことをお勧めします。
耐圧性につきましては、弊社では25MPaGまでの導入実績が御座いますが、
ご不明な点が御座いましたら、弊社のような専門業社へお問い合わせ頂ければ、
必要に応じたご提案が可能です。