工業用フィルターの用語集

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ろ過精度(濾過精度)

フィルターが除去できるゴミの大きさの事です。
フィルターの目開きの大きさを示し、単位はmesh(メッシュ)・μm(ミクロンメートル)を用います。

濾過精度以上の大きさのゴミがフィルターに捕捉されますので、
濾過精度を必要以上に細かくすることはエレメント目詰まりのリスクにつながります。
確実に捕捉したいゴミの大きさを明確し選定する事が重要です。

また、単位の1つであるmeshは金網のエレメントの濾過精度を表すのに用いられており1インチの中に何本線が入っているかを示しています。
100meshであれば100本線が入っていることになります。
線と線の隙間が目開きとなっており、これでゴミを捕捉します。
製作時に線と線の間隔を正確に管理する事は難しくJISでは200MESH(75μ)の場合、最大公差を±29μとなっております。

注意点としては、ろ過精度の他に除去率が有ることです。
ろ過精度は必ずしも100%その大きさのゴミを除去するという事ではありません
濾過精度や除去率についてはエレメントの種類やメーカーによって様々ですので確認することが必要です。