濾過、除去、分離の事例

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フィルタのメンテナンスを楽にしたい

現在、使用しているフィルタが解放洗浄式の場合は、フィルタ自体に洗浄機能を持たせた自己洗浄式に変更することでメンテナンスの手間を減少させることができます。
自己洗浄式の代表的な例としては逆洗洗浄式になります。通常の流れと逆方向に流体を流すことにより
フィルタに捕捉されたゴミを流します。
通常【内→外】に流体を流している場合は、フィルタエレメントの【内側】にゴミが溜まっておりますので、
洗浄時のみ【外→内】へ流体を流すことによりエレメントからゴミがなくなります。
また、逆洗した液体を通常ラインへ流してしまうとゴミが前段に戻るだけですので、
洗浄液を外に排出するラインが必要となります。
逆洗機能が付随したフィルタであれば流体の出入口とは別に逆洗液出口がありますので、
ここに逆洗液用の配管を接続して下さい。
逆洗ライン上に解放洗浄式のフィルタを配置する事で、逆洗液内のゴミも取り除く事が可能です。
逆洗ライン上のフィルターのメンテナンスをする際にはメインのラインには影響しない為、
メインのフィルターのメンテナンス頻度を軽減でき、ラインの稼働率の維持にも効果的です。

 

 

また、逆洗式フィルタは金属フィルタが主ですので、濾過精度10μ以下の非常に細かいカートリッジフィルタをご使用いただいている場合は、
置き換えることが出来ません。
この場合は、カートリッジフィルタの前段に逆洗式フィルタを設置する方法もあります。

これにより、粗ゴミが取れますのでカートリッジフィルタの寿命を延ばす効果が期待できます。