濾過、除去、分離の事例

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精密なフィルターの選び方・選定ポイント

機械の保護や物質の分離などで、流体や用途に応じて精密なフィルターが必要となるケースがあります。
精密なフィルターが必要とされるケースでは、以下のポイントを考慮し、適切なフィルターを選定していきます。

・求めるフィルターのろ過精度
・取り除きたいゴミのサイズ
・フィルター交換の手間
・初期コスト
・かかる圧力
・求める濾過精度と吸い込む力(吸引力)

ろ過精度は求める精度によって、利用できるフィルター形式が異なります。
10μまでは金属製の利用が可能となりますが、
それ以下の場合は交換型のカートリッジ式のフィルターの利用となります。
そのため、10μ以下のろ過精度が必要な場合は、ある程度ランニングコストがかかることを前提とする必要があります。
(10μ以下のろ過精度が必要で、かつ、ランニングコストを抑えたい場合は、カードリッジフィルターと荒ゴミをとる金属フィルターを組み合わせた運用も検討できます。

詳しくは、「フィルタのコストダウンをはかりたい」をご覧ください。)

また、ろ過精度の高さと流量の維持については、バランスを取った運用の検討が必要です。
ろ過精度を高さと、流体の維持を両立するためには、
大型のフィルターが必要となるため導入コストがあがります。
そのため、必要なろ過精度と流体量については、必要なスペックを十分に吟味して導入が必要となります。
(大型フィルターの導入による解決では、コストが余分にかかってしまいます)

お客様が求めるろ過精度(μ)や流量が明確な場合、フィルター選定の難易度を下げることができます。
必要な精度がわからない場合は、テスト導入で高いろ過精度のフィルターを試し、
ろ過精度と流量のバランスを見ていただくことをお勧めします。
どちらのパターンでも弊社のような専門業社へ問い合わせて頂ければ、必要に応じたご提案が可能です。