既存フィルターの変更の事例

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使用中のフィルターが最適かわからない場合

お客様のラインにて使用中のフィルターが、本当に用途にマッチしているのか、
また十分に機能しているのかといったご相談を頂戴する事が御座います。
本記事ではその際に良く有るご相談の例を紹介いたします。

●フィルターの開放洗浄が多い
この場合は、フィルターでゴミを補足しているという事なので、
フィルターとしての役割は十分に果たせています。
しかし、ろ過精度が高すぎてゴミを捕捉しすぎている、
若しくは、ろ過精度に対してフィルターが小さすぎる可能性があります。
最適なフィルターに変更する事より、洗浄回数を減らすことが可能です。

●自動洗浄にて目詰まりが十分に解消されてない
原因としては、自動洗浄能力が低く、ゴミを十分に除去出来ていないのが考えられます。
対処方法としては洗浄間隔を短くする方法が有ります。
フィルターは目詰まってから洗浄するよりも、
こまめに洗浄した方がより目詰まりは解消されます。
よって、この設定を変更するだけでも効果が期待出来る場合も有ります。
それでも解消されない場合は、捕捉したゴミに対して洗浄能力が不足していると
思われますので、フィルターの変更含めメーカーへ相談が必要になります。

●フィルターの出口の圧力(流量)が著しく低下している
この場合はフィルターの目詰まりの可能性が一点考えられます。
その場合は開放洗浄または自動洗浄機能がついたフィルターで有れば、自動洗浄を行ってください。
その際に洗浄頻度を上げるか、
フィルターの精度が高すぎないかの確認を行って下さい。
目詰まりが問題では無い場合は、フィルターのろ過面積(大きさ)が
流量に対して小さすぎると考えられますので、フィルターメーカーへの
相談が必要になります。

●ランニングコストが高い
フィルターの交換頻度が高く、ランニングコストが高い場合は、
①繰り返し使える金属方式への変更
②粗ゴミを取る金属フィルターと組み合わせての利用
の2パターンが考えられます。
既に金属フィルターを利用し、交換が多く発生している場合は、
より耐久性の高い金属フィルターへの変更で、ランニングコストを抑えることができます。

(参考)フィルタのコストダウンをはかりたい

●流体の変更予定が有るが、フィルターをそのまま利用して良いかわからない
流体が変更になると一般的にはフィルターは変える必要が有ります。
特に注意すべき点は、流体の流量・粘度・圧力、ゴミの含有量・成分です
流量、粘度、ゴミの含有量が変わると目詰まりが頻発する原因にもなりますので、
購入したフィルターメーカーや、弊社の様なフィルター専門会社へご確認ください

この例以外にも、工業用のフィルターについてのお悩みが御座いましたら、
ご使用中のフィルターのご不満点、またどうしてその様なお悩みを感じていらっしゃるのか等、
弊社までご相談下さい
最適なライン構築やフィルターの選定等、お客様のニーズに沿ったご提案をさせて頂きます。